先週、長年悩まれている娘さんのご相談を伺いました。
 
ただ、正式なカウンセリングではなく、知り合いとしてご相談を受けた状態なので、私の話の聞き方やアドバイスの仕方は、カウンセリングの時とはかなりの違いがあります。
 
ご相談されて来たのは、お父さん。
もう20年近く前に離婚されて、男手ひとつで娘さんを育てて来ました。
 
離婚した当初は、元妻に似ている娘を正直、憎らしく思ったこともあり、辛く当たってしまったこともあると仰っていました。
 
そんな娘さんは、あと数年で30歳になるのですが、バイトするでもなく引きこもり。
 
そして、日々「自分がこんな風になったのは、親のせいだ」と怒りまくっているそうです。
 
実は、この話を聞いたのは、今回が初めてではないんです。
 
もう3年くらい前になるかなぁ。
その頃から、事あるごとにその話を聞いていました。
 
私は相談を受けていたわけではないので、その度に、「いい加減、ちゃんと正面から向き合って話をして、娘を自立させないと、どっちも不幸のままだよ。死んでも死にきれないでしょ? 娘ちゃんのためを思うのだったら、一度本気で闘わなきゃ」とは話して来ました。

 

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でも、それから今まで、何ひとつ変わったことはありません。
娘ちゃんにカウンセリングを受けさせたいと言うのですが、結局動けず……。
 
今回、ちょっと大きな出来事があったのですが、結果……やっぱり何も変わっていないようでした。
 
変わっていないと思ったのは、娘ちゃんが……ではなく、お父さんが……です。
 
お父さん、どうしても「あんたのせいだ!」と言われるところに引け目を感じているので、そこから逃げ、無言になってしまいます。
 
申し訳なく思っているところは申し訳ないと言う。
でも、それ以外は確かに愛情があって育てて来たのだから、そこはきちんと話す。
 
それはしなきゃダメだよ……と、もう何年にも渡り話して居るのだけど、結局娘の勢いに負けて、何も言えなくなってしまう。
 
その繰り返しなんです。
 
今回はお父さんにも言いました。
「イヤだ、イヤだと言いつつ、ずっと同じことの繰り返しだということは、もしたしから心の奥底で、本当は解決したくない何かがあるのかもしれないですよ。そこをよく考えてみてくださいね」
と。
 
「イヤだ」と騒ぐことと、本当に解決しようと問題に向き合うことは、全く違います。
 
イヤだと叫んでいるだけでは、何も物事は解決しません。
 
自分のデブがイヤだと叫んでいても、何も生活を変えなければ痩せられませんよね~。
それと同じです。
 
このまま続いてしまえば、本当にふたりとも不幸です。
 
自然解決なんてあり得ないのだから、どこかで解決させる勇気を持たないといけないのに……。
 
親子カウンセリングというシステムもあることはお話しましたが、この先、どうして行くかを選ばれるのは自分ですからね。
 
ただ、もう何年も変わられていない姿を見続けているのは、本当にもどかしいです。

 
いつか、本気で「解決したい」と思われる日が来ることを祈っているのですが……。